秋色のメロディー


窓を少しあけるのは
冷たくなった
季節のそよ風が
火照った頬に
触れてくれるから

紅茶にブランディーを入れるのは
少しさみしくなった
胸の中に
暖かい想い出を
留めておきたいから

古いレコードをかけましょう
あなたと過ごしたあの頃の
ときめきが蘇るの

季節はめぐり
時は過ぎゆくけれど
いつまでも変わらない
あなたへの想い



Sweet and Bitter


いつものカフェもカップルで賑わう
特別なこの日
テーブルのあなたが眩しく見える
Sweetなこの日
3回目ともなれば手慣れたものよ
できたてほやほやのトリュフ

「食べていい?」
「いいわよ」
「おいしいよ」

嬉しい でも少しだけBitter
あなたはいつも食べてしまうの
自宅には持ち帰れない訳があるから

でもね・・・
教えてあげない
口元についた コ・コ・ア



5月の秘密
誰にも言えない秘密があるの
この想いを言葉にしてしまえたなら

眠れぬままひとり迎える朝
東雲(しののめ)の一羽の小鳥に打ち明けた

たちまちそれは歌となり
小鳥たちの噂のまと

秘密よってお願いしたのにね
可笑しくてふと微笑んだら

かすかに残っていた想いが
新緑に映りエメラルド色に光ってこぼれた



ときめく夕暮れ
試しうちの花火の音に
心躍る夕暮れ

浴衣姿を見せたくて
薄化粧に髪を上げて
いつもと少し違う私になるの

はやくあなたに逢いたいのに
泣きたくなるわ
だってうまく帯が結べない

慣れない下駄で急ぎ足
待っていてね
そして綺麗だよっていってね



〜マーブルの風〜
まだ汗ばむ日の午後
ふわり感じた
夏の風にひそむ秋の香り
切ない想い出も乗せて
マーブル模様の風

さよならの季節が来るたび
秋を感じるたびに
悲しい時に戻されたの
去年までは

今年は違うわ あなたに出会った
恋の予感がベールとなって
さみしさ和らげてくれる

来年のマーブルの風は
恋の楽しさ乗せてくる
きっと きっと



オータム・リーブス(枯葉)


どうかしているのよと
ごまかしてきたけれど
秘めた想いは
言葉になりたがっているの

元気にしてる?と久しぶりの電話
あなたは気楽でいいわね
わたしの想いも知らずに
受話器の向こうでギターを奏でる

ご無沙汰のお詫びのプレゼントって
聞こえてくるメロディーは
オータム・リーブス

枯葉が舞い落ちるように
わたしも恋に落ちていく
愛しているのと言ってしまいそう



花びらの舞うように


聴かせて
あなたの優しいギターに甘い歌声
乱れていた私の呼吸は
穏やかな波にかわる

見つめさせて
あなたの微笑む横顔
ときどきくれる熱いまなざしは
私の頬を桜色に染める

アンコールの合図はキスにしましょう
潤った唇でもういちど歌ってほしいの
花びらの舞うように
愛を奏でて
      



 新緑の吐息


自転車 森の坂道 新緑の吐息
息切れ 爽やかに 流込む酸素

さわさわ さわわ

青葉で遊ぶ 妖精の
囁き吐息に 包まれて
二人は坂を 滑り出す

さわさわ さわわ
さわさわ さわわ

新緑の吐息 五月の風
二人を乗せて 大空高く

      




朝顔  〜 儚い恋 〜

朝露に濡れた唇で
愛していると繰り返す
儚い恋は切なくて
想いのつるを貴方にからませ
また逢える日を願う

         poem by fuore






 夕顔  〜 一途な恋 〜

 短き命で恋に漂い
 日が落ちれば時が終わる
 枯れて土に還るまで
 愛と幸せを面影に重ね
 刻んだ想いを胸に抱く

         poem by ちゃげ


なきむし座流星群


お星を話し相手に
毎夜空を眺めていたら
ある日背中に羽が生えていた

夢中で羽ばたき
三日月椅子でひとやすみ

言葉にできない想いを
あふれ出る涙の雫に閉じ込め
放り投げたら流星群

闇の中で燃え尽きた


     poem by fuore







恋する星の王子様



太陽はやきもちやきで
月は冷たい浮気者
君に恋する兆億の星
それでも僕は諦めない

君のハートへ流れ星
越えて行くよ天の川
オーロラの向うに隠れずに
この想いを受け止めて

星を摘んで散りばめた
虹色に煌めく髪飾り
きっと君に似合うはず
見せてくれるね微笑を


     poem by ちゃげ