ちゃげ                 ゆめさん


一瞬に
日常は脆く崩れ
戻らぬ昨日
消えぬ傷跡
切り裂かれた明日
あなたの手のひらに
悲しみの かけらが
ひとつ また ひとつ
私の手のひらに
ひとつください
片恋は
近づき過ぎず
離れずに
愛しさを秘め
夏を語る
見つめられない
あなたの瞳
想いを乗せた
笹舟を
そっと浮かべた
この想いを知らないで
あなたは千の風になる
渡せぬままの千羽鶴
折り直して紙の舟
精霊流しに千の舟
折り鶴に
愛しい想いを
織り重ね
あなたの元へ
ふう〜と飛ばした
春夏秋冬 たての糸
星月花虹 よこの糸
起承転結 ときの糸
喜怒哀楽 こいの糸
繋げない あかい糸
夏の夜に
結べぬ糸を
たぐり寄せ
ひとり眺めた
線香花火
刹那の音と色彩で
夜に煌く光の花々
闇の狭間に零れ落ち
恋の欠片が乱れ舞う
朝まで続かぬ夢の果て
舞い落ちて
儚く消える 恋花火
ひとつだけ
恋の欠片を拾ったの
私の胸でキラキラ光ってる