「嫉 妬」


もぐらが月に恋をした
叶わぬ想いと判っていても
俺は貴女に魅せられた


夢を見たっていいだろう
微笑む貴女を抱きしめる
柔らかな胸
触れ合う唇
愛していると言ってくれ


どうせ俺は外れ者
奴は若くて人気者
比較にならぬと判っているが
貴女と一緒の奴が憎い


貴女を攫って逃げようか
奴を殺せば気が晴れる
命をかけても貴女が欲しい
夢を見るのは勝手だろう


貴女の笑顔が好きだから
幸せにと呟いた
燻る嫉妬に焦がれても
もぐらは月に届かない